“金王丸”の読み方と例文
読み方割合
こんのうまる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わけて、従兄弟にあたる金王丸こんのうまるは、わらべの頃から六条のおやかたに仕え、義朝様が御前おんまえ様の許へお通いなさる折は、いつもお供について行きなどいたしたものです
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
郎党では金王丸こんのうまる鎌田兵衛正清かまたのひょうえまさきよ平賀義信ひらがよしのぶなどであったが、このうちにいたはずの義朝の三男で、ことし十三歳になる右兵衛佐うひょうえのすけ頼朝のすがたが、いつのまにか見失われてしまったのであった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)