“金明泉”の読み方と例文
読み方割合
きんめいせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして濛々もうもうたる野火の煙をくぐりながら、金明泉きんめいせんのちかくまできたとき、さきにきた山県蔦之助やまがたつたのすけが、ふいに、ピタッとこまをとめて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金明泉きんめいせんの水でも飲んできたか、そでで口をふきながら、ヒョイと、岩角いわかどへとび乗ってわざわざ蔦之助つたのすけのまとに立ってしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おや? あんな大言たいげんいておいて、どこへもぐりこんでゆくのかと、こなたに三人がながめていると、折こそあれ、金明泉きんめいせんのほとりから、一陣の旋風せんぷうをおこして
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)