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金売吉次
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かねうりきちじ
ふりがな文庫
“
金売吉次
(
かねうりきちじ
)” の例文
奥州で津軽・栗原・信夫、羽前の
最上
(
もがみ
)
、それから信州木曾の
園原
(
そのはら
)
などにおいては、
炭焼藤太
(
すみやきとうた
)
は必ず
金売吉次
(
かねうりきちじ
)
の父であった。
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
牛若丸を平泉まで
伴
(
つ
)
れて行ってやったというあの
金売吉次
(
かねうりきちじ
)
の父親も、宮城県栗原郡高清水附近の産で、高清水近辺から沢山の自然金を持って京都へ
上
(
のぼ
)
ったという伝説があります。
文学に現れたる東北地方の地方色:(仙台放送局放送原稿)
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
それから伊勢三郎が見出されるためには、保護者の
金売吉次
(
かねうりきちじ
)
と一旦は手を別って、上州松井田の辺まで余計なまわり路をしなければならなかった。
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
金売吉次
(
かねうりきちじ
)
だというのでありますが、これは単なる伝説のようでありまして、どこまで信じていいかわかりませんけれども、東北地方を金産地としての伝説としては、
寔
(
まこと
)
に面白い話であります。
文学に現れたる東北地方の地方色:(仙台放送局放送原稿)
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
“金売吉次”の解説
金売吉次(かねうりきちじ)は、平安時代末期の商人。吉次信高、橘次末春とも称される。『平治物語』『平家物語』『義経記』『源平盛衰記』などに登場する伝説的人物。奥州で産出される金を京で商う事を生業としたとされ、源義経が奥州藤原氏を頼って奥州平泉に下るのを手助けしたとされる。
(出典:Wikipedia)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
売
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
次
常用漢字
小3
部首:⽋
6画
“金売”で始まる語句
金売