“遥向”の読み方と例文
読み方割合
はるかむこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬車は市街の中へ這入はいらずに、すぐ右へ切れた。気がついて見ると、遥向はるかむこうのおかの上に高いオベリスクが、白いつるぎのように切っ立って、青空にそびえている。その奥に同じく白い色の大きなむねが見える。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)