遠州洋えんしゅうなだ)” の例文
豊橋も後になり、鷲津わしづより舞坂まいさかにかゝる頃よりは道ようやく海岸に近づきて浜名はまなの湖窓外に青く、右には遠州洋えんしゅうなだようとして天に連なる。
東上記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
山においては富岳ふがくの高きを見、水においては遠州洋えんしゅうなだの深きを見、人においては佐久間を見る。その始めや漢蘭学芸の事を問い、遂に天下の勢に及ぶ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)