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逆磔
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さかさはりつけ
ふりがな文庫
“
逆磔
(
さかさはりつけ
)” の例文
秩父の代官河越三右衛門が、召使の
婢
(
おんな
)
に濡衣を着せ官に訴えて
逆磔
(
さかさはりつけ
)
に懸けた所、昨夜婢の亡霊が窓を破って忍び入り、三右衛門を喰い殺したというのである。——
稚子法師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「ほんとだ。殺した上に、指を一本切ったんだ。ひどい
真似
(
まね
)
をしやがる。奉行所ものろまじゃねえか、なぜ早く下手人を捕えて、
逆磔
(
さかさはりつけ
)
にしてしまわねえんだろう」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この上は、獄門、
逆磔
(
さかさはりつけ
)
、いかなる
極刑
(
きょっけい
)
も甘んじてうけまするが、どうせの罪ほろぼしに、公儀の大事にかかわるもう一つの陰謀を、
併
(
あわ
)
せて自白したいと存じます。そして、心涼しく刑を
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
逆
常用漢字
小5
部首:⾡
9画
磔
漢検1級
部首:⽯
16画
“逆磔”で始まる語句
逆磔刑