トップ
>
退嬰的
>
たいえいてき
ふりがな文庫
“
退嬰的
(
たいえいてき
)” の例文
そう考えると、今日のように保守的といわんよりは
退嬰的
(
たいえいてき
)
な、そして勉強の足りない編集方針を延長していったのでは、必ず早晩大きな
破綻
(
はたん
)
を生ずるにちがいない。
『十八時の音楽浴』の作者の言葉
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
しかし本来の風雅の道は決して人を
退嬰的
(
たいえいてき
)
にするためのものではなかったと思う。
俳諧の本質的概論
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
生きた魂は
退嬰的
(
たいえいてき
)
だ! ところが、社会主義的社会の人間は、少し死人臭いにおいはするけれど、ゴムで作ることができる——しかし、その代わり生きていない、その代わり意志がない
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
この甲型の人の目から見ると乙型の人間は消極的
退嬰的
(
たいえいてき
)
な利己主義者に見える。
蒸発皿
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
俳句を修業するということは、以上の見地から考えると、
退嬰的
(
たいえいてき
)
な無常観への逃避でもなければ、消極的なあきらめの哲学の演習でもなく、またひとりよがりの自慰的お座敷芸でもない。
俳句の精神
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
退
常用漢字
小6
部首:⾡
9画
嬰
漢検準1級
部首:⼥
17画
的
常用漢字
小4
部首:⽩
8画
“退嬰”で始まる語句
退嬰
退嬰派
退嬰策
退嬰主義
退嬰自屈
退嬰萎縮