迅舟はやぶね)” の例文
焦眉しょうびの一策をさずけられると、侠気に富んだ舟辰は、一も二もなくひきうけて、若い者三名と共に迅舟はやぶねをとばし、品川沖の鱚舟きすぶねの群にまぎれこんでいたのである。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)