トップ
>
辻行燈
>
つじあんどん
ふりがな文庫
“
辻行燈
(
つじあんどん
)” の例文
新字:
辻行灯
しだれ柳、
辻行燈
(
つじあんどん
)
、
編笠
(
あみがさ
)
茶屋の灯などが雨のように光る中を、土手から大門へと、四ツ手が駈ける、うかれ客が流れこむ、投げ
節
(
ぶし
)
がよろけて行く。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わざと御用の提灯などは用意しなかつた平次は、曲者を向う角の
辻行燈
(
つじあんどん
)
のところまで引立てまゝした。
銭形平次捕物控:126 辻斬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
彼の特徴のある草履の音は、ぴた、ぴたと何時のまにか、
辻行燈
(
つじあんどん
)
の灯よりしかない屋敷町を歩いていた。
治郎吉格子
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
辻行燈
(
つじあんどん
)
のかげに身をひそめていたのが、のッそりと立って来る。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
辻行燈
(
つじあんどん
)
の明りを交わして、ほの暗い葉桜の横丁。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
辻
漢検準1級
部首:⾡
6画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
燈
部首:⽕
16画
“辻行”で始まる語句
辻行灯