“つじあんどん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
辻行燈80.0%
辻行灯20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の特徴のある草履の音は、ぴた、ぴたと何時のまにか、辻行燈つじあんどんの灯よりしかない屋敷町を歩いていた。
治郎吉格子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
辻行燈つじあんどんのかげに身をひそめていたのが、のッそりと立って来る。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わざと御用の提灯ちょうちんなどは用意しなかった平次は、曲者を向う角の辻行灯つじあんどんのところまで引立てました。
銭形平次捕物控:126 辻斬 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)