辞嚢じのう)” の例文
貞盛は、ゆたかな辞嚢じのうと、明晰めいせきな頭と、そして弁舌とをもって、滔々とうとう、数千言にわたって、将門のその日までの陳述を、ことごとく、いいくつがえして
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)