軒柱のきばしら)” の例文
こう云ったなりさっさと歩き出した彼女は、気の毒そうにしている継子を、廊下のはじまで引張るようにして連れて来た。そこでとまった二人は、また一本の軒柱のきばしらたてに立話をした。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)