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躄者
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いざり
ふりがな文庫
“
躄者
(
いざり
)” の例文
「
躄者
(
いざり
)
さえ立つことが出来るのじゃからのう。——もう打撲傷は癒っているかもしれない。……これこれ小猿よ立ってごらん」
仇討姉妹笠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
唯
(
ただ
)
順風を
祈
(
いのっ
)
て船の出られるのを
待
(
まっ
)
て居るその間の怖さと云うものは、何の事はない、
躄者
(
いざり
)
が
病犬
(
やまいぬ
)
に囲まれたようなものでした。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
……一人は私で。一人は、ここから一里ほど離れている古屋敷に、
躄者
(
いざり
)
になって生きている爺さんよ。……もう一人は……
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「父には以前から、股に刀傷がございましたが、弱り目に祟り目とでも申しましょうか、乱心しますと一緒に、
悪化
(
わる
)
くなり、とうとう
躄者
(
いざり
)
に……」
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「そればかりか、お父様には、以前からお持ちの、腰の刀傷が元で、
躄者
(
いざり
)
に……」
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
躄
漢検1級
部首:⾜
20画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“躄者”で始まる語句
躄者車