“越吉元帥”の読み方と例文
読み方割合
えつきつげんすい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわち姜維きょういは誘導戦法の先手となって羗軍きょうぐんへ近づいたのである。——と見るや越吉元帥えつきつげんすいの中軍は、例の鉄車隊を猛牛の如く押しすすめ、姜維の勢を席巻せんとして来た。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのとききょう越吉元帥えつきつげんすいは、手に鉄槌てっついをひっさげ、腰に宝鵰ほうちょうの弓をかけ、悍馬かんばをとばして陣頭にあらわれ、羗の射撃隊は弓をならべて黒鵰くろたかの矢を宙もくらくなるほど射つづけてくる。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おびただしい重宝珍器の手土産が、きょう武相ぶしょう越吉元帥えつきつげんすいと、宰相さいしょう雅丹がたんなどに贈られた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)