“貧乏徳利（びんばふどくり）” の例文
野道に入つてからは、車に行き逢ふことはなくて、村役場の吏員（りゐん）らしい男や貧乏徳利（びんばふどくり）を提（さ）げて酒を買ひに行くらしい女や、草刈童（くさかりわらべ）や、そんなものに時々逢つた。
東光院 (旧字旧仮名) ／ 上司小剣(著)