“貌様”の読み方と例文
読み方割合
ぼうよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かの女は一行とゆるゆる日比谷公園の花壇や植込の間を歩きながら、春と初夏の花が一時に蕾をつけて、冬からはまるで幕がわりのように、とみ長閑のどか貌様ぼうようを呈して来る巴里パリの春さきを想い出した。
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)