観音像かんのんぞう)” の例文
画人としての武蔵、文雅の余技面の彼は、その晩年期なので、小説宮本武蔵のうえでは、武蔵野屏風むさしのびょうぶを描いたこととか、観音像かんのんぞうの彫刻をした程度の、初期の文化的知性の芽ばえしか出ていない。
宮本武蔵:01 序、はしがき (新字新仮名) / 吉川英治(著)