観望かんぼう)” の例文
旧字:觀望
「ではしばらくここにて四ほうを観望かんぼうなさるがなにより。おお佐分利五郎次さぶりごろうじ組子くみこはやぶれた、ああ足助主水正あすけもんどのしょうもたちまちふくろのねずみ……」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ほぞをきめたが、色にはかくして、大手の形勢けいせい観望かんぼうしている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
苦笑くしょうをうかべて、桑名城くわなじょう観望かんぼうしている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)