観世撚かんじより)” の例文
旧字:觀世撚
懐中から鼻紙を取りだして太い観世撚かんじよりをつくって、それで吉兵衛の鼻孔はなの中をかきまわしていたが、やがてそれを抜きだしてためつすがめつしたのち、十吉のほうへ観世撚のさきを突きつけ
顎十郎捕物帳:18 永代経 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)