親父様おやじさま)” の例文
佐兵衛は「お前のような不孝者を、親父様おやじさまに知らせずに留めて置く事は出来ぬ」と云った。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
浪島の家へかたづきましたが、親父様おやじさまのないのちは私がなり代って仕置をしなければならぬ、なんのことだか血の流るゝ程面部へ傷を付けて来るとはしからぬ、其の方の身体ではあるまい
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)