要素ようそ)” の例文
私は、「上善じょうぜんみずごとし」などと口ずさんでノンビリしていたが、それには、時の要素ようそを考えねばならぬという考慮こうりょや、色々のものがこもっていた。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
露のの朝顔は、云う迄もなく碧色を要素ようそとする。それから夏の草花には矢車草がある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)