襷鉢巻たすきはちまき)” の例文
と、仲間たちは、大竈の火を落し、やがて、梯子はしごを懸けて、桶へ飯をうつし取ると、手のいた者はみな寄って来て、襷鉢巻たすきはちまきでにぎり飯を、無数にこしらえ始めた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一学は袴の股立を高くからげ、襷鉢巻たすきはちまきをして、戸へ近づいたが
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)