蝶々てふてふ)” の例文
ちやうど今日のやうな、秋の陽ざしの静かな日で、武士の見下してゐる都大路には、往き来の人の間に、黄色い蝶々てふてふが舞つてゐた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
一つ蝶々てふてふがとんできた
未刊童謡 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
追つかける蝶々てふてふ
(新字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
「ありや、蝶々てふてふが。蝶々めが川を越えてゆくわい。お彼岸参りかな。いい日だでのう。」
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
蝶々てふてふが とまる
未刊童謡 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
もう庭先に来て鳴いてゐるうぐひすの声も聞えなきや、窓から迷ひこんで来て、裏口からぬけ出てゆく蝶々てふてふも見えない。ただ、詩のまづいところを、よくしようとばかり骨折るのであつた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)