蛇味線じやみせん)” の例文
この祭日に、小學校の教員どもが式を濟ませると、料理屋に集つて一杯飮み、その一盃機嫌で市中を鼓や太鼓や笛や蛇味線じやみせんを合奏して練り歩いた。それを自分は人の教師として不都合だと思つた。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)