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虚無
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ニヒル
ふりがな文庫
“
虚無
(
ニヒル
)” の例文
虚無
(
ニヒル
)
などと簡単に片づけられそうもないんです。あのトカトントンの幻聴は、
虚無
(
ニヒル
)
をさえ打ちこわしてしまうのです。
トカトントン
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
一切に絶望し一切を
虚無
(
ニヒル
)
と見流し、既に詩作さへ無意味だと感じて居たのだけれどもその心を裏切る
生
(
せい
)
の未練が死を戀うて蟲けらのやうに生きる『墓標』を書き
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
……むかし、
虚無
(
ニヒル
)
の向うに何があるかという幼稚な議論をしたことがあったな。……君は虚無の向うに虚無の深淵だけだ、といった。僕は虚無の向うに愛がある、といった覚えがある。
金狼
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
遊民の
虚無
(
ニヒル
)
。それが、東京の一隅にはじめて家を持った時の、私の姿だ。
東京八景:(苦難の或人に贈る)
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
“虚無”の意味
《名詞》
なにもなく、虚しいこと。
あらゆる価値や意味を空虚に感じること。
わだかまりがないこと。虚心。
無限の宇宙。はてしない大空。虚空。
(出典:Wiktionary)
虚
常用漢字
中学
部首:⾌
11画
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“虚無”で始まる語句
虚無僧
虚無的
虚無党
虚無感
虚無僧岩
虚無僧茸
虚無主義者
虚無僧壇
虚無僧寺
虚無主義的