虎視眈々こしたん/\)” の例文
續いて飛付いたのは、先刻から虎視眈々こしたん/\として、一座をねめ廻して居た石原の利助、縁側へ飛出して、曲者の後ろから欄干を越えようとする前へ
領土擴張慾に燃えつゝ虎視眈々こしたん/\と四隣の形勢をうかゞっている彼の前に、それは全く恰好かっこう餌食えじきであった。
その後ろから虎視眈々こしたん/\として八五郎、老人が逃げ出したら、もう一度たぶさを掴んで引戻す氣だつたことでせう。
お松は青くなつて立ちすくみます。後ろからは虎視眈々こしたん/\たるガラツ八の眼。
と、平次、——後ろからは八五郎の眼が虎視眈々こしたん/\として居ります。