トップ
>
虎視眈々
>
こしたん/\
ふりがな文庫
“
虎視眈々
(
こしたん/\
)” の例文
續いて飛付いたのは、先刻から
虎視眈々
(
こしたん/\
)
として、一座をねめ廻して居た石原の利助、縁側へ飛出して、曲者の後ろから欄干を越えようとする前へ
銭形平次捕物控:007 お珊文身調べ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
領土擴張慾に燃えつゝ
虎視眈々
(
こしたん/\
)
と四隣の形勢を
窺
(
うかゞ
)
っている彼の前に、それは全く
恰好
(
かっこう
)
な
餌食
(
えじき
)
であった。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
その後ろから
虎視眈々
(
こしたん/\
)
として八五郎、老人が逃げ出したら、もう一度
髻
(
たぶさ
)
を掴んで引戻す氣だつたことでせう。
銭形平次捕物控:183 盗まれた十手
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お松は青くなつて立ち
竦
(
すく
)
みます。後ろからは
虎視眈々
(
こしたん/\
)
たるガラツ八の眼。
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
と、平次、——後ろからは八五郎の眼が
虎視眈々
(
こしたん/\
)
として居ります。
銭形平次捕物控:099 お篠姉妹
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
虎
常用漢字
中学
部首:⾌
8画
視
常用漢字
小6
部首:⾒
11画
眈
漢検1級
部首:⽬
9画
々
3画
“虎視眈”で始まる語句
虎視眈眈