“藐姑射山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくこやさん50.0%
はこやのやま50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余等が其の頃相かたるのは、氷雪の様に白い肌膚が処女の様にナメラカな仙人の棲んでいる藐姑射山はくこやさんの風物とか、夜になると壺の中へ飛び込んでしまう老仙人の習性とか
十年後の映画界 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
藐姑射山はこやのやまに住むといふ神女しんにょの飲みさうな冷たく幽邃ゆうすいな匂ひのするコツプの液汁を飲み、情熱の甘さを植物性にしたやうな果肉をすくつて喰べてゐると、歳子はこころがいよ/\楽しくなつた。
夏の夜の夢 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)