トップ
>
薄茶
>
うすちゃ
ふりがな文庫
“
薄茶
(
うすちゃ
)” の例文
物数奇
(
ものずき
)
な座敷へ通され、
薄茶
(
うすちゃ
)
を出されたり、酒を出されたり、江戸の留守居とも思われないような美しい女まで出されて取り持たれると
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「若旦那も御承知の上でございます。勇次郎様は御酒を召上がらないので、ときどき
薄茶
(
うすちゃ
)
を欲しいとおっしゃいます」
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
針の餌を取り替え参らすがその役目、左に控えた今ひとりのお茶坊主は、また結構やかなお茶道具一式を揃えて捧持しながら、
薄茶
(
うすちゃ
)
煎茶
(
せんちゃ
)
その時々の御上意があり次第、即座に進め参らすがその役目
旗本退屈男:05 第五話 三河に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
夜
(
よ
)
はまた当地有志者の慰労会ありとて、その地の有名なる料理亭に招待せられ、翌日は
釜
(
かま
)
をかけるとてある人より特に招かれたれば、午後より
其処
(
そこ
)
に至りしに、令嬢の手前にて、
薄茶
(
うすちゃ
)
のもてなしあり。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
“薄茶”で始まる語句
薄茶紬
薄茶色