蒸魚むしうお)” の例文
朝、静坐せいざしていると、陳老五が飯を運んで来た。野菜が一皿、蒸魚むしうおが一皿。この魚の眼玉は白くて硬く、口をぱくりと開けて、それがちょうど人を食いたいと思っている人達のようだ。
狂人日記 (新字新仮名) / 魯迅(著)