“蒸気(むしけ)” の例文
旧字:蒸氣
蒸気(むしけ)の陽気に暑がって阿弥陀(あみだ)冠(かぶ)りに抜き上げた帽子の高庇(たかびさし)の下から、青年の丸い広い額が現われ出すと、むす子に似た高い顎骨(あごぼね)も、やや削げた頬肉(ほおにく)も、つんもりした細く丸い顎も
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)