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蒲鉾小舎
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かまぼこごや
ふりがな文庫
“
蒲鉾小舎
(
かまぼこごや
)” の例文
部落といっても、見すぼらしい
蒲鉾小舎
(
かまぼこごや
)
が、四ツ五ツ固まっているきりであったが、それでも郵便や
為替
(
かわせ
)
も来るし、越中富山の薬売りも立ち寄る。
いなか、の、じけん
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
海岸沿いの国有防風林の松原の中に、
托鉢坊主
(
たくはつぼうず
)
とチョンガレ夫婦とが、向い合わせの
蒲鉾小舎
(
かまぼこごや
)
を作って住んでいた。
いなか、の、じけん
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そのナメラの味噌汁をば浜外れの
蒲鉾小舎
(
かまぼこごや
)
に寝ている非人に遣ってみました。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
寺の門前。鎮守の森蔭。橋の
袂
(
たもと
)
の
蒲鉾小舎
(
かまぼこごや
)
で。
虱
(
しらみ
)
取り取り暮しているのを。一人二人と集めてみたなら。
迚
(
とて
)
も大した
人数
(
にんず
)
になります。しかも左様なミジメな姿は。みんなこうした地獄のあわれを。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
蒲
漢検準1級
部首:⾋
13画
鉾
漢検準1級
部首:⾦
14画
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
舎
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
“蒲鉾小”で始まる語句
蒲鉾小屋