トップ
>
蒞
>
ノゾ
ふりがな文庫
“
蒞
(
ノゾ
)” の例文
譬へば、宇佐八幡と関係の深い、筑前
志賀
(
シカ
)
ノ
島
(
シマ
)
の祭りに、人形を船に乗せて、沖に漕ぎ出で、船の上から、海底を
蒞
(
ノゾ
)
かせる式がある。
偶人信仰の民俗化並びに伝説化せる道
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
八幡に関係の深い筑前
志賀
(
シカ
)
ノ
島の祭りには、人形に神霊を憑らせる為に沖に漕ぎ出て、船の上から海を
蒞
(
ノゾ
)
かせる式をする。
国文学の発生(第二稿)
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
艮
(
ウシトラ
)
が受けた
山陰
(
ヤマカゲ
)
の海村には、稍おんもりと
陰
(
カゲ
)
りがさして来た。まだ暗くなる時間ではないがと
蒞
(
ノゾ
)
きこむ機関室のぼん/\時計は、五時に大分近よつたと言ふまでゞある。
雪の島:熊本利平氏に寄す
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
蒞
部首:⾋
13画