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葭簾張
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よしずばり
ふりがな文庫
“
葭簾張
(
よしずばり
)” の例文
一方は錢形平次と八五郎、赤羽橋有馬屋敷の角、お堀端の
葭簾張
(
よしずばり
)
の中に、
辰刻
(
いつゝ
)
(八時)過ぎから眼を光らせました。
銭形平次捕物控:105 刑場の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そんな事を言いながら、小屋の後ろの方、見物人のために作った、
葭簾張
(
よしずばり
)
の便所の側まで行くと、平次は黙って突立ったまま、しばらくは動こうともしません。
銭形平次捕物控:037 人形の誘惑
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
南辻橋の空地、粗末な
葭簾張
(
よしずばり
)
の小屋に、青竹の手摺をぐるりと
繞
(
めぐ
)
らしたところへ、
界隈
(
かいわい
)
の女子供は目の詰んだ
笊
(
ざる
)
や、風呂敷持参で朝のうちから詰めかけて来ました。
銭形平次捕物控:029 江戸阿呆宮
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
巴屋の店は両国広小路にありますが、
葭簾張
(
よしずばり
)
の浅間な店で、夜は泊るわけに行きません。
銭形平次捕物控:242 腰抜け彌八
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
夜つぴて
商
(
あきな
)
ひをして居るか、宵だけで仕舞つて歸るにしても、
葭簾張
(
よしずばり
)
の見通しだ。
銭形平次捕物控:174 髷切り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
葭
漢検1級
部首:⾋
12画
簾
漢検準1級
部首:⽵
19画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“葭簾”で始まる語句
葭簾
葭簾囲