莢豆えんどう)” の例文
風の荒かった冬のあいだに北側の屋根ひさしは落ちかかり、壁の穴に零余子むかごつるはこぞのままの枯れ葉をつけて、莢豆えんどうさやのように干からびて鳴っていた。
荻吹く歌 (新字新仮名) / 室生犀星(著)