トップ
>
苟且
>
こうしょ
ふりがな文庫
“
苟且
(
こうしょ
)” の例文
人ややもすればすなはち護法と称するも、此の如き
苟且
(
こうしょ
)
の手段に依るに非ざれば以て仏教を保護する能はずとせば、保護したりとて何の効かあらむ。
仏教史家に一言す
(新字旧仮名)
/
津田左右吉
、
小竹主
(著)
「御気の毒だね」よりほかの語が出て来なかったのである、正直なる余は
苟且
(
こうしょ
)
にも豪傑など云う、一種の曲者と間違らるるを恐れて、ここにゆっくり弁解しておくなり
自転車日記
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
当時の開国論者の多くは真の開国論者に非ず、ただ
敵愾
(
てきがい
)
の気を失し、外人の
恫喝
(
どうかつ
)
に
辟易
(
へきえき
)
し、文弱、
偸安
(
とうあん
)
、
苟且
(
こうしょ
)
の流にして、而して
彼
(
か
)
の鎖国論者中にこそ、かえって敵愾、
有為
(
ゆうい
)
、
活溌
(
かっぱつ
)
の徒あり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
“苟且”の意味
《名詞》
苟且(こうしょ、かりそめ)
間に合わせ。
疎か。軽率。
(出典:Wiktionary)
苟
漢検1級
部首:⾋
8画
且
常用漢字
中学
部首:⼀
5画
“苟且”で始まる語句
苟且偸安