舟行燈ふなあんどん)” の例文
猪牙船ちょきがそのお茶の水の真ッ暗な水上をすべって行くと、寝ていた黒い頭巾の男は、やおら掻巻かいまきねのけて、ふッ……とみよし舟行燈ふなあんどんを吹き消しました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)