“膝行寄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いざりよ80.0%
ゐざりよ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
膝行寄いざりよって、いきなり障子を開けてみると、サッと路地を吹き抜く風が、まともに平次の額を叩きますが、入口の格子は銀鼠色ぎんねずいろに月光に開け放たれたまま、そこには心中の仕損ねどころか
平次は仏様を片手拝みに、そっと膝行寄いざりよって、顔へかけた手拭を取りました。
形ばかりの臺の上に乘せた香爐かうろに線香を立てて、平次は膝行寄ゐざりよるやうに、死骸の上に掛けた布を取りました。