ひじ)” の例文
自分では、指も、手首も、未だくっついているように思えたが、激痛に縮み上るような右手へ、左手を当てると、ひじから切り落されてしまっていて、生温かい血が、すぐ指の股から、流れ落ちた。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)