脊長たけ)” の例文
と格子から一歩そとへ踏み出すと、いきなり日燒けのした脊長たけの高い男が、殆ど私と同時に格子をあけようと外から手をかけてゐるところであつた。私はすぐ「きやつだな」と心でさう感じた。
蒼白き巣窟 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)