脊低せツぴく)” の例文
白堊姿のスラリ高く清げであつた小學校が、たとへば、白瓜か南瓜になつたやうに、脊低せツぴくの厭やなものになつて、杉の燒板で一面に背中を張られたのが、瘡蓋かさぶたみたいだと思つた。
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)