肺鞴はいはい)” の例文
たゞ其の外の皮膚形骸の破壞缺損せられずして、身猶生けるが如くなるに、心鼓休み、肺鞴はいはい動かざるに至るを以て、神既に去るを見て、非器分と器分とを分離し得べきやうに考へたのであらう。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)