肩胛骨けんかふこつ)” の例文
怒るとひどくどもる東北弁が終るか、前前日の午前の柔道の時間に肩胛骨けんかふこつくじいて、医者に白い繃帯ほうたいで首につてもらつてゐた腕の中に私は顔を伏せてヒイと泣き出したが、もう万事遅かつた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)