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翥
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そら
ふりがな文庫
“
翥
(
そら
)” の例文
常に
可忌
(
いまは
)
しと思へる物をかく
明々地
(
あからさま
)
に見せつけられたる貫一は、
得堪
(
えた
)
ふまじく
苦
(
にが
)
りたる
眉状
(
まゆつき
)
して
密
(
ひそか
)
に目を
翥
(
そら
)
しつ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
火鉢
(
ひばち
)
の
縁
(
ふち
)
に片手を
翳
(
かざ
)
して、何をか打案ずる
様
(
さま
)
なる目を
翥
(
そら
)
しつつ荒尾は答へず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
翥
部首:⽻
15画