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羽翅
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はがひ
ふりがな文庫
“
羽翅
(
はがひ
)” の例文
さま/″\の
手械足枷
(
てかせあしかせ
)
で、人を責めようとする窮屈な世の中、
蛛
(
くも
)
の巣にかゝつた蝶々蜻蛉もおなじことで、命とたのむ花の露も吸はれず、
羽翅
(
はがひ
)
をしばられて
悶死
(
もがきじに
)
箕輪の心中
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
其時は地主も
炉辺
(
ろばた
)
を離れた。真綿帽子を襟巻がはりにして、袖口と袖口とを鳥の
羽翅
(
はがひ
)
のやうに掻合せ、半ば顔を
埋
(
うづ
)
め、我と我身を抱き温め乍ら、庭に立つて音作兄弟の仕度するのを待つて居た。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「復た愚図る。」とお節は子供を抱取つて、
羽翅
(
はがひ
)
で締めるやうにした。
出発
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
翅
漢検1級
部首:⽻
10画
“羽翅”で始まる語句
羽翅締