トップ
>
義父
>
おや
ふりがな文庫
“
義父
(
おや
)” の例文
「ええ。
義父
(
おや
)
の花夜叉や仲間の衆は、御上覧田楽を誉れとして下りましたが、私だけは、この鎌倉下りこそ、もう自分の舞台のさいごぞと、ひそかに誓うてまいりました」
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
嫌
(
いや
)
と否めば、
義父
(
おや
)
の花夜叉も、憂き目にあい、一座の者も、近江の御領下から追われましょう。なにせい、私たち一座の者は、佐々木家に飼われているお抱えの芸人です」
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
義父
(
おや
)
の花夜叉にも黙って、彼女は
諜
(
しめ
)
し合せた場所へ不知哉丸を抱えて来た。そして泣く泣く右馬介の手へ渡した。——右馬介は、馴れぬ手に、和子を抱き取って、別れぎわにこういった。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「わしが迎えてやるまで、
義父
(
おや
)
の花夜叉の許にいるがよい。
無情
(
つれな
)
いと、恨むか」
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“義父”の意味
《名詞》
義父 (ぎふ)
義理の父親。血縁関係がないが、法令や慣習などにより父親に準じて扱われる者。
(出典:Wiktionary)
義
常用漢字
小5
部首:⽺
13画
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
“義父”で始まる語句
義父上