纜綱ともづな)” の例文
「それから、汐の都合で、まんじ丸は明日のあかつき纜綱ともづなを解きまする。これは森様よりのお言葉、殿にも何かのお支度、今宵のうちに願わしゅう存じます」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小倉は、纜綱ともづなを波止場にもやった。そして二人ともその浮波止場に飛び上がった。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)