緘黙行しじま)” の例文
旧字:緘默行
此は勿論、貴族の家庭では、出来ぬおきてになって居た。なっては居ても、物珍ものめでする盛りの若人たちには、口をふさいで緘黙行しじまを守ることは、死ぬよりもつらいぎょうであった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)