経津主ふつぬし)” の例文
年代茫々ぼうぼうたり、暦日茫々たり、高天茫々たり、海洋茫々たり、山岳茫々たる時に、鹿島灘の怒濤どとうの土を踏んで、経津主ふつぬし武甕槌たけみかずちの両神がこの国に現われた。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大船の香取の海にうしほとよみ弓弭ゆはずりわたらす経津主ふつぬしの神
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
これでなければいけない、この海でなければ経津主ふつぬし武甕槌たけみかずちを載せる海はないと思いました。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)