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紙障
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しょうじ
ふりがな文庫
“
紙障
(
しょうじ
)” の例文
下女部屋の
紙障
(
しょうじ
)
がさらりと開く、その音を聞くと文三は我にも無く
突
(
つ
)
と奥座敷へ入ッてしまった——我にも無く、殆ど見られては
不可
(
わるい
)
とも思わずして。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
依然芸子髷に
花笄
(
はなこうがい
)
を夢みたが、すこしく前夜と趣きが異わって、
紙障
(
しょうじ
)
襖は鳴鳳楼に似て居るようで、それで鳴鳳楼ではない六畳ばかりの小座敷に、小歌と自分と差向いで
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
ちょうどその時起って
手水
(
ちょうず
)
に行った女の、しょい揚の赤いのに疑念がかゝって、小歌ではあるまいかと用も無い
椽境
(
えんざか
)
いの
紙障
(
しょうじ
)
をあけて、こちらへ這入ろうとするその女に
衝当
(
つきあた
)
り
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
障
常用漢字
小6
部首:⾩
14画
“紙障”で始まる語句
紙障子