ほしい)” の例文
トウボシの実飜みこぼれ多きこと、及びこれをほしいにすることも事実であるが、それが名称の起原だという説の信じにくい理由は
(腰をさぐりてほしいを入れたる麻の袋をとり出す。)さあ、これをやる程に、蟹は早う放してやったがよい。
平家蟹 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ちょうど乾涸ひからびたほしいのようなもので一粒ひとつぶ一粒に孤立しているのだから根ッから面白くないでしょう。
道楽と職業 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いよいよ路に迷うと鰹節を囓りほしいを噛む。
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)
焼米、道明寺ほしい
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)